自律神経を興奮させるホルモン

■カテコールアミン

　・アドレナリン・ノルアドレナリン・ドーパミンの総称。
　・交感神経を興奮させる。
　・副腎髄質から分泌されるホルモンでもあり、
　　交感神経の末端から分泌される神経伝達物質でもある。



■アセチルコリン

　・副交感神経を興奮させる。
　・副交感神経の末端から分泌される神経伝達物質である。


※カテコールアミンとアセチルコリンは神経伝達物質という面で対になる。しかし、一般にはアセチルコリンはホルモンとしては扱われないことが多い（本による）。

血液凝固

（１）一過性止血

　出血すると、破損した血管壁から膠原繊維（こうげんせんい：コラーゲン）が露出し、そこに血小板が付着する。そして、血小板が副腎髄質ホルモンのカテコールアミン（アドレナリン・ノルアドレナリン）、神経伝達物質のセロトニンなどを放出し、ねばねばした塊なって一時的に止血する。


（２）最終的止血

　血小板から出る血小板因子が血漿中に溶けているフィブリノーゲン（線維素原）をフィブリン（線維素）に変え、これがロープ状となって血球成分と一過性止血栓を包み込み、止血栓を強くする。

※このフィブリンが血球を包み込んだものを血餅（けっぺい）という。

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血液

　・血漿（血清、フィブリノーゲン）
　・血餅（フィブリン、血球）

　（※血清：血漿からフィブリノーゲンを除いたもの。）