虚血性心疾患

虚血性心疾患とは、冠状動脈が何らかの原因で血流不良になることによって起こり、以下の通り分類される。

■狭心症
　　冠状動脈壁の壊死や肥厚により内腔が狭くなり、一過性の心筋虚血で
　　心筋の収縮が部分的に滞る。突然胸痛が起こり、１０分以内に消失する。

　　　○運動時や精神的興奮時に発症する労作性狭心症
　　　○睡眠中に発症する安静時狭心症


■心筋梗塞
　　冠状動脈の完全閉塞により心筋が壊死を起こす。
　　激しい胸痛が起こり、突然死の一つでもある。

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※狭心症には硝酸剤（ニトログリセリンなど）を用いて、血管をコントロールし心臓に負担がかからないようにしますが、心筋梗塞ではこれでも良い効果は得られず胸痛が長時間続いてしまいます。